今年に入って心配されていた新型コロナウィルス感染症の拡大は急速に世界に蔓延、あっというまに私たちのすぐそこにある身近な恐怖となってしまいました。
わが身を守ることは周囲を守ること、相手を大切にするために私の行いに気をつけねばならない、という大乗仏教の心得をあらたにする思いで手洗いうがい咳エチケットなどを心がけ、また日々伝えられる厳しい状況の報道に「世の中安穏なれ仏法ひろまれ」と祈られた親鸞さまのお気持ちをともにさせていただく思いです。
地域のあらゆる活動・行事が中止、本山別院・各寺の法座や行事も中止しております。この中止や自粛の努力が事態収束に向けて必ず実を結ぶものの思えばこそでもあります。
5月4日、国が5月31日まで緊急事態宣言を延長したことにともない、広島県が4月18日に発出していた緊急事態措置等も延長、並びに感染拡大の状況によって段階的な措置の緩和を行うことが示されました。これによると(本文から要所抜粋)
【2 制限解除の時期】このままの感染状況で推移した場合、5月11日から「レベル3」となる見込み。 最終的には、緊急事態宣言が解除される見込みである6月1日に「レベル1」に移行できるようにするため、検査と接触制限により「レベル2」に移行することを目指し、レベルに応じた制限緩和を行うこととする。
【5 イベント】比較的少人数(最大でも50 人程度)のイベントについては、次のような感染防止対策を講じたうえで、段階的な制限の解除を行う。
[1] 3密の発生が原則想定されないこと。
[2] 大声での発声、歌唱や声援又は近接した距離での会話等が原則想定されないこと。
[3] 入場者の制限や誘導、手指の消毒設備の設置、マスクの着用、室内の換気等、適切な感染防止対策が講じられること。
レベル3 屋外における少人数でのイベント
レベル2 屋外・屋内における少人数でのイベント
このように安心できる段階になり、行事法座の再開がなりますこと、一緒にご法座でお会いできますことを念じております。